大切な書類
履歴書と職務経歴書は、あなたの顔です。
転職の成功を左右する重要な要素と言っていいでしょう。
履歴書を書く時には、黒色のペンを使います。
間違えたら、修正液は使わずにもう一回最初から書きます。
職歴が長い場合には、学歴は高校から書いて構いません。
大学の場合は、学部と学科も書きましょう。
仕事関係のあるものだったら、卒業論文の内容も書きます。
資格は略さずに、正式な名称を書きます。
例えば、「英検」ではなくて「実用英語検定」とします。
職歴と志望動機の欄は履歴書の中で、最も重要です。
職歴はあなたの実績と経験が具体的に分かるように詳しく書きます。
会社名も正式な名称を記し、部署名も書きます。
志望動機の欄には、
御社の将来性とか御社の安定性といったありふれたことは書かないようにします。
自分の経験や技術を生かしながら、
その会社にどのような貢献ができるか具体的に書きます。
自分のやりたいことではなくて、自分に何ができるかを中心に書きます。
職務経歴書
職務経歴書は、普通は編年体で書きます。
会社に入って、初めに配属された部署のことから書きます。
会社名や業種、売り上げ、従業員数も入れるようにします。
こちらも履歴書と同じように、具体的に分かりやすくまとめます。
実績を書く時には、数字を挙げると説得力のある内容になります。
会社のことを書いたら、その下には参加したセミナーや研修、
仕事を通して習得した資格のことを書いても良いです。
最後は自己PRを書きます。
これが一般的な書き方ですが、もっと個性的で効果的な書き方もあります。
職務経歴を編年順ではなくて、最近のものから書く方法もあります。
これは長い職歴をお持ちの方には、効果的な方法になります。
採用を考えている企業にとっては、
昔のことよりも今やっている仕事の方が、関心の対象になるのです。
それから自己PRを、職務経歴書の最初に書く方法もあります。
自己PRは、職務経歴書の中で、一番読んでほしい部分だと言えます。
それが後の方に書いてあると、印象が薄くなる可能性もあるのです。
応募者が多い求人では、職務経歴書に目を通すだけでも、かなりの時間になります。
そのために企業の人事課がしっかり目を通すのは、
職務経歴書の前の部分になってしまいます。
それを防ぐのが、自己PRを一番前に書く方法です。
一番アピールしたいことを、一番多く、
一番目立つところに書くと印象に残る職務経歴書を仕上がることができます。
もちろん編年体式に書いても構いません。
応募者が少ない求人の場合には、そちらの方が良いでしょう。