面接をどう乗り切るか

面接の乗り切り方

面接をうまく乗り切ることが転職の鍵になります。
面接には2つの意味があります。

一つはあなたの人柄をみることで、
もう一つはあなたの経験や技術をみることです。

コミュニケーションの能力や協調性、
冷静さ、人間的な魅力といった点は、あなたの人柄に関係があります。

仕事に対する理解や業界の動向、
これまでの実績といった点は仕事上のあなたの能力につながってきます。
面接官は、この2つを短い時間で見極めようとします。

志望動機と退職の理由は、面接で必ず尋ねられることです。
この2つは、自分の言葉で、説得力をもって話せるようになっておきましょう。

志望動機の時に、自分のことを前面に出し過ぎるのは禁物です。
自己中心的な人だという烙印を押されてしまいます。

これまでの経験と実績や仕事で学んだことを述べて、
新しい会社でそれをどう生かしたいか話していきます。

自分の経験や技術と新しい会社の目指そうとしている方向が、
一致するように話をまとめるのがコツです。

退職理由

退職の理由を面接官に話すのは、やや難しいと言えます。

採用しても、またやめてしまうのではないかという心配を与えるような話し方は、
絶対に避けるべきです。

前の会社の悪口や不満もやめましょう。
退職の理由が前向きな理由なら、それを直接話しても構いません。

給与が不満、人間関係が嫌だったというような理由だったら、
それを話すのは避けるべきです。

自分の資質や技術を生かすことができなかったということを、
面接官に納得してもらえるように話しましょう。

転職の際の面接では、嫌なことも聞かれます。
「あなたの欠点について話してください」とか
「あなたの能力では当社の仕事は無理のような気がしますが、どう思われますか」
といったことを質問されても、慌てずに答えることが大切です。

故意にこういうことをたずねるのではなくて、
あなたの冷静さや臨機応変に物事に対応できるかを調べるための質問です。

こんな質問に、真正直に答える必要はありません。
欠点をたずねられたら、それがあることは認めて、
それを克服するために心がけていることを答えたら良いのです。

仕事に対する能力をたずねられたら、動揺しますが、冷静になって、
これまでの実績のことや自分の技術のことを話し、
自分にはそれをやり遂げる能力があるとはっきり言いましょう。

面接のときに、こちらから年収や待遇のことを話すのは避けたほうが良いです。
前職の給与や待遇は、きちんと話すようにしましょう。

給与や待遇について、面接官から希望を聞かれたら、話すようにします。