辞めるタイミング
転職をするときには、今の会社を辞めることになりますが、
その辞めるタイミングは、重要です。
良い転職先が見つかったからと言って、
すぐに今の会社を辞めるわけにはいきません。
今の会社の重要なプロジェクトと、
転職会社によるスカウトが重なってしまう可能性もあります。
通常は、辞める1ヶ月前に会社に知らせるのが理想です。
1ヶ月の余裕があれば、仕事の引き継ぎもできます。
重要なプロジェクトや長期のプロジェクトに参加してすぐにやめられない場合には、
転職先に、その旨を詳しく伝えることが必要になります。
ずるずると今の会社をやめるのを引き伸ばしてはいけません。
新しく採用された会社は、あなたを即戦力として採用したのです。
あなたが働けないと、当然会社の業務に穴が開くことになります。
すぐに今の会社をやめられなくても、
円満な退社に向けて努力をしていることを、新しい会社に伝えておくことです。
ふさわしい月
1年の中で、転職にふさわしい月があります。
その月のことを頭に入れて、転職先を探す必要があります。
また転職に向いた月には、企業の求人も増加します。
企業が求人に力を入れるのは、3月と4月、それから9月と10月と言われています。
3月と4月には新年度が始まるので、それに合わせて求人が増えます。
9月と10月は、下半期が始まるので求人が活発になります。
それから年始年末も求人が増え始めるときです。
これは賞与をもらって、会社を退職する人が出てくるので、その穴埋めのためです。
3月や4月に転職をする場合には、その年の1月から準備をする必要があります。
転職には半年ぐらいの時間がかかることを頭に入れ、
転職する月を決めたら、その半年前から準備を始めましょう。
3月や4月と10月と11月は、求人が増えるので、転職にはいい時期ですが、
ライバルの数も多くなるということを頭の中に入れておかなければなりません。
今は1年を通して、人材を募集しているところもあるので、
あえて求人が増える時期をはずして、転職するのも一つの方法です。
大企業と中小企業という点から見たら、大企業の求人が増えるのは、3月から4月です。
その次が、9月から10月になります。
それ以外の月も、最近は求人を増やすようになりました。
特に商社や銀行は、春と秋の時期をはずして、求人を行うようになっています。
この時はライバルの数が少ないので、転職はやや容易になるでしょう。
中小企業の場合は、1年を通して、求人を行うところが増えています。