転職しやすい職種

40代の転職

人生100年時代が到来しました。転職も40代、50代になって新しいことに挑戦したい人にとってしやすい時代かと思いきや実は、40歳を超えてからの未経験職種への転職は厳しいのが現実です。いわゆる「40歳転職限界説」です。今の仕事をダラダラ続けるか、ここで心機一転転職して新しい境地を切り開くか迷っている40代以上の人は少なくないはずです。ですが、職種をちゃんと選べば異業種への未経験転職も可能です。諦めたらそこで人生は終わり。そこで、40代以上でも転職しやすい職業を紹介します。

接客業

人と接数仕事である接客業は経験豊富なミドルの転職が歓迎されます。接客業では、飲食店の販売や注文などの接客だけでなく、臨機応変で柔らかい対応を求められます。接客業にもさまざまな職種があり、飲食店のホールスタッフ、販売スタッフ、ホテル、旅館のフロントスタッフ、アミューズメント施設のスタッフ、美容師やエステティシャン、フィットネスクラブなどの受付、ブライダルスタッフ、バスガイドなど交通機関の接客スタッフなどで幅広く活躍できます。

介護職

中高年層が多く働く業界を調べると、実は介護職で働く中高年層の割合が高いのです。介護施設で働く介護職員の23%が40代から49歳、50歳から59歳が19.3%を占めており、全体を合わせると42.8%になります。こうしてみると40代、50代のミドルが介護業界を支えていることがわかります。介護業界は、慢性的に人員が不足しているため、求人アプリなどで検索すると、「未経験可」と掲載している求人も数多くあります。人が不足しているため異業種からの転職もしやすいのです。

警備員

警備員は人の生命、財産、身体の安全を事故や犯罪から守る仕事です。契約先の企業や個人をまもったり、社会の治安維持に貢献している業種です。例えばスーパーマーケットで万引きを防止したり、現金を10トントラックで目的地まで安全に輸送したり、空港で手荷物検査を厳重にしてハイジャックなどの事件を未然に防ぎます。
警備員は貴重品など輸送をするため、現場に出る前に最低でも30時間以上の研修を受けます。研修では、警備に関する法律などを受講したり、もしもの時の応急処置法を学びます。そして、警備員は何が起こるかわからない現場で冷静に判断を下さなければなりません。40代以上で異業種への転職を考えている人は豊富な経験を生かせる警備員の求人に申し込むと良いでしょう。警備員には正社員とアルバイトがありますが、経験豊富ならば正社員として雇ってもらえます。警備する施設によっては高齢者でも働ける業種のため、定年後の仕事としても人気です。

警備員はさらに経験を積むと、警備に関連するさまざまな資格を取得できるため、高齢でもステップアップが可能です。年齢制限によって思うように転職ができない人には、うってつけの職業でしょう。